2021-11-04
PSPINC 最新情報ニュースレター Vol. 88 "誰にでも気に入られる商品"
Vol. 88新しい製品を作ろうとするとき、当たり前の話ですが誰がそれを使うのかという事を考えます。その商品を使ってくれそうなターゲットを市場と言います。市場の何%を占めているかによって商品の価値を表す事が多くあります。例えば、「業界 No. 1 」という言い方も、市場の占有率によって価値を宣伝する方法のひとつです。製品を設計する時には、言うまでもなく市場規模の大きなものをターゲットとして考えます。しかしこれは本当に正しい考え方なのでしょうか?例えば米国の市場を考えた時に、そこに住む誰もが使える商品を作って多くの方に知って頂くという方法もありますが、実際の所、市場が大きくなればなるほど告知が困難になります。ならば、製品自体は同じでも限られた人達を対象にマーケティングをする方が合理的なのです。例えば、米国で日本語を話す人だけを対象にしたサービスは市場は小さいですが、明確でわかりやすいです。国...